let・make・have・getの使い分け、使役動詞と知覚動詞を一気に整理|使役動詞

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使役動詞|let・make・have・getの使い分けを整理する

let・make・have・get は、どれも日本語では「〜させる」と訳せてしまいますが、 続く動詞の形がそれぞれ違います。知覚動詞(see・hear・feelなど)も合わせて整理します。

原形不定詞を続ける使役動詞は3つ

目的語の後に原形不定詞を続ける使役動詞を3つ、すべて答えられますか。

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答え:let / make / have
makeの受動態に注意:

make は能動態では原形を取りますが、受動態にするとtoが現れます

He was made to run ten laps.
(彼は10周走らされた。)

3つのニュアンスの違い

let・make・haveのうち、「許可・放任」のニュアンスを持つのはどれでしょうか。 また「(無理やり)〜させる」という強制のニュアンスを持つのはどれでしょうか。

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答え:許可・放任=let/強制=make (haveは「専門家などに〜してもらう」という中間的な依頼のニュアンス)
  • let:My parents let me stay up late on weekends.
    (週末、両親は私が夜更かしするのを許してくれる。)
  • make:The coach made the players run ten laps.
    (コーチは選手たちに10周走らせた。)
  • have:I had the dentist check my teeth.
    (歯医者に歯を診てもらった。)

使役動詞の仲間だが、let・make・haveと形だけ違う動詞

使役動詞の仲間として扱われますが、let・make・haveの3つとは違い、 原形ではなくto doを続ける動詞は何でしょうか。 また「Aに説得して〜させる」という意味になる形を書いてください。

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答え:get/get A to do(「Aに説得して〜させる、〜してもらう」)
  • get A to do:She got her brother to fix the printer.
    (彼女は弟を説得してプリンターを直させた。)

「動詞+目的語+過去分詞(done)」を取れる使役動詞は?

使役動詞 let・make・have・get のうち、 目的語の後に過去分詞(done)を続けられるのはどれでしょうか。すべて答えられますか。

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答え:have・get・make の3つ

(letは過去分詞を直接続けられません)

  • have(してもらう):I had my car repaired.
    (車を修理してもらった。)
  • have(される・被害):I had my phone stolen last week.
    (先週、スマホを盗まれた。)
  • get(自分でやり遂げる用法):I’ll get the job done by Friday.
    (金曜までにその仕事を終わらせます。)
  • make:目的語+過去分詞を取るが、決まり文句に限られる(詳しくは下の注記を参照)
get A doneとhave A doneの違い:

get A done は have A done とほぼ同じ「してもらう」「される(被害)」の意味で使えます。

ただし被害の意味で get を使うと、「自分の不注意で〜されるに至った」という責任のニュアンスが乗ることがあります。被害用法の代表はあくまで have で、get は補足的に覚えておくと安全です。

またget だけ「自分でその作業をやり遂げる」という用法もあります (例:I’ll get the job done. =「その件は自分でやっておきます」)。

by(誰が行うか)が明示されない場合、get は主語自身が動作主になることがある点が have との違いです。

makeだけ特別な事情:

haveとgetはdoneの形をかなり自由に使えます。

一方でmake+目的語+doneは、限られた決まり文句でしか使われません。

  • make oneself understood(自分の言うことを理解してもらう):I couldn’t make myself understood in English.
    (英語で自分の言うことをわかってもらえなかった。)
  • make oneself heard(自分の声を届かせる):She had to shout to make herself heard over the music.
    (音楽の音にかき消されないよう、彼女は自分の声を届かせるために大声を出さなければならなかった。)

「原形不定詞を取る3つ(let・make・have)」と「doneを取れる3つ(have・get・make)」は、 letとgetが入れ替わる点に注意してください。

知覚動詞が続ける形

知覚動詞(see、hear、feelなど)は、目的語の後に3つの形を続けることができます。 その3つを挙げ、それぞれ意味がどう違うか説明できますか。

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答え:原形不定詞/現在分詞(doing)/過去分詞(done)

  • 原形不定詞(動作を最初から最後まで目撃):I saw him cross the street.
    (彼が通りを渡り切るのを見た。)
  • 現在分詞(動作の途中の場面を目撃):I saw him crossing the street.
    (彼が通りを渡っている途中を見た。)
  • 過去分詞(すでにそうなっている結果・状態を目撃):I heard my name called in the crowd.
    (人混みで自分の名前が呼ばれるのが聞こえた。)
「動作が行われている最中」を表すには being done:

過去分詞(done)はすでに結果として成立している状態を表すのに対し、 動作がまさに行われている最中を目撃したことを表すには「being + 過去分詞」を使います。

I saw the window being broken.
(窓が割られているところ(まさにその瞬間)を見た。)

I saw the window broken.
(窓が割られている(すでに割れた)状態を見た。)

能動側の「原形(一部始終)/doing(進行中)」の対比と同じように、 受動側も「being done(進行中)/done(結果)」で対比すると理解しやすくなります。

受動態にすると to が現れる:

能動態で原形不定詞を使った文を受動態にすると、to不定詞が現れます。

He was seen to cross the street.
(彼が通りを渡るのを見られた。)

現在分詞の場合は、受動態にしてもそのままの形で使われます (例:He was seen crossing the street.)。

過去分詞の場合は、そもそも受動態で使われること自体がほとんどありません。 知覚動詞+done の受動態化は不自然になりやすいので、無理に作らないようにしましょう。

have A doneが持つ3つの意味

have A done には3つの意味があります。それぞれ日本語で答えられますか。

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答え:使役(〜してもらう)/被害(〜される)/完了(〜してしまう)

  • 使役:I had my hair cut yesterday.
    (昨日、髪を切ってもらった。)
  • 被害:I had my wallet stolen on the train.
    (電車の中で財布を盗まれた。)
  • 完了:I’ll have this report finished by noon.
    (正午までにこのレポートを仕上げてしまいます。)
見分け方:

3つとも形(have A done)は同じなので、文脈でしか区別できません。

主語が意図的に手配した内容なら使役、主語にとって不本意・不運な出来事なら被害、 単に「〜し終えた」という状態を表すだけなら完了と考えます。

📚 動詞の語法シリーズの学習順序で、この記事が全体のどこに位置するか確認できます。

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