青チャート数学Ⅱ 第4章「三角関数」の中から、兵庫医科大学 医学部の推薦入試の傾向に近い、標準レベルの問題を選び出しました。
目次
やる順番
- まず「優先」の17問を解く
- 途中でつまずいたら、対応する「基礎」に戻って公式の使い方を確認してから、優先問題に戻る
- 時間に余裕があれば、優先問題の技法をそのまま使う「難しい(発展)」に進む
- 「その他の標準問題」で、残った基礎知識の取りこぼしをなくす
- さらに余裕があれば、発想の飛躍が必要な残りの問題に進む
優先17問
| 番号 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 137 | sinθ,cosθ の対称式・交代式の値 | 両辺を2乗して sinθcosθ を作る。cosθ−sinθ の符号は θ の範囲から決める |
| 138 | 解が三角関数で表される2次方程式 | 解と係数の関係と、隠れた条件 sin2θ+cos2θ=1 を組み合わせて連立する |
| 144 | 三角方程式・不等式の解法(おき換え) | かっこの中を1つの文字に置きかえる。動ける範囲も一緒にずれる |
| 145 | 三角方程式・不等式の解法(隠れた条件の利用) | 隠れた条件(sin2θ+cos2θ=1)で1種類にそろえ、2次の方程式・不等式として解く |
| 146 | 三角関数の最大・最小(おき換え) | cosθ=t と置いて2次関数にする。t は −1 から 1 までしか動けない |
| 147 | 三角関数の最大・最小(文字係数を含む) | 146と同じく1種類にそろえて2次関数にし、軸と区間の位置で場合分けして最大値を出す |
| 151 | α±β の三角関数の値 | 加法定理に足りない値を、隠れた条件で補う。符号は象限で決まる |
| 152 | 2直線のなす角 | 直線の傾きを tan と見て、加法定理でなす角を求める |
| 153 | 点の回転 | 中心が原点でないときは、平行移動で原点に持ち込んでから加法定理で回転し、戻す |
| 154 | 2倍角、半角の公式 | 2倍角・半角の公式を使う。半角では角の範囲が半分にずれる |
| 155 | 三角方程式・不等式の解法(倍角の公式) | 倍角の公式で角を θ にそろえてから解く |
| 159 | 三角方程式の解法(和と積の公式の利用) | 2つの項を和→積の公式でまとめて、共通因数を作ってから解く |
| 160 | 三角関数の合成 | 座標に点をとり、原点からの距離となす角を読んで1つの sin にまとめる |
| 161 | 三角方程式・不等式の解法(合成の利用) | 合成してから中身を置きかえる。置きかえた後の範囲を必ず書き出す |
| 162 | 三角関数の最大・最小(合成の利用1) | 合成した後の角の範囲を書き出し、sin の上と下を単位円から読む |
| 163 | 三角関数の最大・最小(t=sinθ+cosθ のおき換え) | t と置くと2次関数になる。t の動ける範囲は合成で出す |
| 164 | 三角関数の最大・最小(合成の利用2) | 半角・倍角の公式で 2θ の1次の式に直してから合成する |
基礎(優先問題でつまずいたら)
| 優先問題 | 戻る基礎 |
|---|---|
| 137 | 135(相互関係)・136(関数の種類を減らす) |
| 138 | 135(相互関係。隠れた条件の運用練習)※解と係数の関係は数学II「複素数と方程式」の前提知識 |
| 144 | 142(三角方程式の基本)・143(三角不等式の基本) |
| 145 | 136(関数の種類を減らす)・143(三角不等式の基本) |
| 146 | 143(三角不等式の基本)・145(1種類にそろえる) |
| 147 | 146(おき換えと変域の基本形) |
| 151 | 135(相互関係)・150(加法定理) |
| 152 | 150(加法定理) |
| 153 | 150(加法定理。回転公式の導出そのもの) |
| 154 | 135(相互関係)・150(加法定理) |
| 155 | 143(三角不等式の基本)・154(2倍角、半角の公式) |
| 159 | 158(和と積の公式) |
| 160 | 134(定義から値を求める)・150(加法定理) |
| 161 | 144(置きかえと変域)・160(合成) |
| 162 | 143(三角不等式の基本)・160(合成) |
| 163 | 137(対称式・交代式)・146(置きかえて2次関数に) |
| 164 | 154(2倍角、半角の公式)・160(合成) |
難しい(発展・時間があれば)
優先問題で使った技法をそのまま組み合わせた問題です。方針は見えるので、当てはめ方の練習として取り組めます。
| 番号 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 148 | 三角方程式の解の存在条件 | 判別式・軸の位置・端点の符号を同時に満たす条件を書く |
| 149 | 三角方程式の解の個数 | 148とほぼ同じ手順に、グラフと直線の共有点を数える作業が1つ加わる |
| 156 | 3倍角の公式の利用 | 正五角形の設定から角の関係を作り直す。小問も数値でつながる |
| 165 | 2次同次式の最大・最小 | 条件式を単位円と見て、座標を三角関数で置き直す |
| 167 | 図形への応用(三角形の辺の和の最大値) | 辺の和を角で表し直し、正弦定理・内角の和・和と積の公式をつなぐ |
その他の標準問題
特定の優先問題の戻り先としては個別に挙げていない問題です。優先度は相対的に低いと考えていますが、いずれも標準レベルの問題なので、やらなくてよいという意味ではありません。上の3段階が終わったら、ここまで解いて標準レベルを埋めてください。
| 番号 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 132 | 動径の表す角 | 360° で割った余りと回転数の形に直す |
| 133 | 弧度法、扇形の弧の長さと面積 | 度数と弧度の換算、扇形の公式の当てはめ |
| 139 | 三角関数の値(性質の利用) | 変換公式で鋭角に直す |
| 140 | 三角関数のグラフ(1) | 拡大・縮小・平行移動でグラフをかく |
| 141 | 三角関数のグラフ(2) | 係数でくくってから平行移動する |
さらに発展した問題
ここから3問は、問題文を読んだだけでは方針が見えにくく、着想そのものが必要になります。兵庫医科大学のレベルからは少し離れる可能性がありますが、力試しとして載せています。
| 番号 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 157 | 円周率πに関する不等式の証明 | 扇形の面積比較という着想そのものが必要で、パターンの組み合わせでは進まない |
| 166 | 三角関数に関する領域の図示 | 合成・不等式・領域図示の3つを、初めて2変数の図形問題として組み合わせる |
| 168 | 図形への応用(動点と面積の最大値) | 動点2つの座標設定から逆算まで、章内でもっとも工程が長い |
全体の数
| 分類 | 件数 |
|---|---|
| 優先 | 17問 |
| 基礎 | 13問 |
| 難しい(発展) | 5問 |
| その他の標準問題 | 5問 |
| さらに発展した問題 | 3問 |
今回は「例題」だけを対象に選抜しています。EXERCISESの問題は、教材の改訂で番号が変わった際に対応が崩れやすいため、選抜対象に含めていません。
