動詞+A+前置詞+B の型|どの前置詞をはさむか
「A に B を〜する」「A から B を〜する」のように、動詞のうしろに名詞を2つ置き、 その間に前置詞をはさむ形があります。どの前置詞をはさむかは動詞ごとに決まっています。
空欄の中の色つきの文字は、単語の頭文字です。ヒントのない空欄は、自分で考えて入れてください。
動詞 A of B 型:A と B を結びつける of
「A に B を意識させる」「A が B をしたと疑う」のように、A と B を関係づける型です。 日本語の意味を見て、動詞と前置詞を埋めてください。
この写真を見ると母を思い出す。
This picture (r ) me ( ) my mother.
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この of は「B のことを意識させる」という関わりを表します。
彼らは私にその変更を知らせた。
They (i ) me ( ) the change.
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informed about も成立します。ただし of のほうがこの文脈により合います。
- of:the change(その変更点)のような特定の事実を指す
- about:もっと広い話題全体を指す
彼女は私にその計画が安全だと確信させた。
She (c ) me ( ) the plan’s safety.
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警察は彼にその窃盗の嫌疑をかけた。
The police (s ) him ( ) the theft.
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彼は私に危険を警告した。
He (w ) me ( ) the danger.
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warned about も成立します。ただし of のほうがこの文脈により合います。
- of:danger(危険)のような具体的な対象を指す
- about:行動や習慣など、もっと広い注意喚起に使う
動詞 A of B 型:A から B を引き離す of
同じ of を使いますが、意味が真逆になります。
その事故で彼は視力を失った。
The accident (d ) him ( ) his sight.
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この of は「A から B を引き離す」という分離を表します。remind型の of とは意味が真逆です。
男は彼女からバッグを奪った。
A man (r ) her ( ) her bag.
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奪われる「人」が A に来ます。
彼らは通りから雪を取り除いた。
They (c ) the street ( ) snow.
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その薬は彼を病気から治した。
The medicine (c ) him ( ) his illness.
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私はその癖をやめたい。
I want to (r ) myself ( ) the habit.
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rid は rid – rid – rid で形が変わりません。実際には get rid of A(A を処分する・厄介払いする)の形で使うほうが一般的です。
remind A of B は「A に B を結びつける」、deprive A of B は「A から B を引き離す」。 形はまったく同じなのに、意味は正反対です。
見分け方はシンプルです。その動詞の意味を考えたとき、A と B を結びつける ほうが自然か、それとも A と B を切り離すほうが自然か。その感覚で判断します。
remind(思い出させる)・inform(知らせる)・convince(確信させる)・ suspect(疑う)・warn(警告する)は、どれもA の中に B という意識を 新しく生み出す動詞なので、結びつける側です。
deprive(奪う)・rob(奪う)・clear(取り除く)・cure(治す)・ rid(取り除く)は、どれもA から B という状態を無くす動詞なので、 切り離す側です。
動詞 A of B 型:罪や過失を挙げる of
of を使う型がもう1つあります。「B のことで A を非難する」という意味です。
彼らは彼を不注意な運転で非難した。
They (a ) him ( ) careless driving.
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blame A for B も同じ意味で使えますが、前置詞が違います。
- accuse:「その行為をやった」と行為そのものを名指しする
- blame:「その悪い結果はあなたのせいだ」と結果の責任を指摘する
例:They blamed him for the accident.(彼らはその事故のことで彼を責めた。事故という結果の責任を問う場面で blame)
彼女は彼をうそをついたと責めた。
She (a ) him ( ) lying.
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動詞 A from doing 型:A が…するのを妨げる
この型は、うしろに doing(動名詞)が来るのが特徴です。
雨で私たちは外出できなかった。
The rain (p ) us ( ) going out.
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from は出どころ・起点を示す前置詞です。
彼は私が話すのを止めた。
He (s ) me ( ) talking.
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from は出どころ・起点を示す前置詞です。
騒音で私は眠れなかった。
The noise (k ) me ( ) sleeping.
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from は出どころ・起点を示す前置詞です。
その規則は生徒が走るのを禁じている。
The rule (p ) students ( ) running.
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from は出どころ・起点を示す前置詞です。
両親は私が留学するのを思いとどまらせようとした。
My parents tried to (d ) me ( ) studying abroad.
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from は出どころ・起点を示す前置詞です。
prevent・stop・keep はほぼ同じ意味域で、多くの場面で言い換えられます。 一方、prohibit は規則・法律による公式の禁止、discourage は「気をそがせて思いとどまらせようとする」 (絶対に阻止できるとは限らない)という点で、他の3語とは性質が異なります。
動詞 A with B 型:A に B を持たせる
その学校は生徒に教科書を支給する。
The school (p ) students ( ) textbooks.
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provide B for[to] A とも書けます。A と B の位置が入れかわります。
- provide A with B:The school provides students with textbooks.
- provide B for A:The school provides textbooks for students.
with は伴うもの・持っているものを示す前置詞です。
彼らは私たちに食べ物を供給してくれた。
They (s ) us ( ) food.
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with は伴うもの・持っているものを示す前置詞です。
この部屋にはエアコンが備え付けられている。
This room is (e ) ( ) an air conditioner.
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受動態 be equipped with の形でよく使われます。
with は伴うもの・持っているものを示す前置詞です。
その会社はオフィスに新しい机を備え付けた。
The company (f ) the office ( ) new desks.
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with は伴うもの・持っているものを示す前置詞です。
動詞 A for B 型:B の理由で A を〜する
彼は自分のミスで自分を責めた。
He (b ) himself ( ) the mistake.
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blame B on A という言いかえもあります。A と B の位置が入れかわります。
- blame A for B:He blamed himself for the mistake.
- blame B on A:He blamed the mistake on himself.
for は理由・対象を示す前置詞です。
あなたがしてくれたことに感謝します。
I (t ) you ( ) your help.
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for は理由・対象を示す前置詞です。
遅れたことをお許しください。
Please (e ) me ( ) being late.
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for は理由・対象を示す前置詞です。
彼らは彼の勇気をほめた。
They (p ) him ( ) his courage.
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for は理由・対象を示す前置詞です。
「B のことで A を非難する」という意味では blame A for B と accuse A of B が どちらも使えますが、はさむ前置詞が違います。 セットで覚えておくと、選択肢に並んだときに迷いません。
意味の違いもあります。accuse は「その行為をやった」と行為そのものを 名指しするときに使い、うしろには lying・cheating・stealing のような 不正な行為が来ます。blame は「その悪い結果はあなたのせいだ」と 結果の責任を指摘するときに使い、うしろには the failure・the accident の ような望ましくない結果が来ます。
They accused him of stealing the money.(金を盗んだという行為を告発する)
They blamed him for the loss.(損失という結果の責任を負わせる)
動詞 A as B 型:A を B とみなす
その男は状況が深刻だと思った。
The man (r ) the situation ( ) serious.
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as は「…として」という資格・役割を示す前置詞です。
私は彼を兄弟のように思っている。
I (l ) upon him ( ) a brother.
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upon は on と同じ意味で、やや改まった言い方です。
as は「…として」という資格・役割を示す前置詞です。
私たちは彼をリーダーとして認めた。
We (a ) him ( ) our leader.
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as は「…として」という資格・役割を示す前置詞です。
彼の話は私には奇妙に思われた。
His story (s ) me ( ) strange.
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この型だけは「A=B」ではなく「主語=B」の関係になります(奇妙なのは me ではなく His story)。
as は「…として」という資格・役割を示す前置詞です。
前置詞のコアで見分ける
前置詞は、それぞれ核となる意味を持っています。動詞の意味と照らし合わせると、 どの前置詞をはさむかが見えてきます。
「A と B を結びつける」「A から B を離す」「罪や過失を挙げる」の3つがあります。 同じ形なので、動詞の意味で判断します。「引き離す」の of は、 A がもともと持っていたもの(所有物・性質・状態)を失うという意味です。
- 結びつける系:This song reminds me of summer.
(この歌は私に夏を思い出させる。) - 引き離す系:The fire robbed them of their home.
(その火事は彼らから家を奪った。) - 罪を挙げる系:They accused him of lying.
(彼らは彼をうそをついたと非難した。)
from は出どころ・起点を示します。 「そこから離す」=「させない」という妨げの意味になります。 from の「引き離す」は、A がもともと向かっていた行き先・行為を 断ち切るという意味です。同じ「引き離す」でも、of は「持ち物」を、 from は「行き先・行為」を引き離す点が違います。 from は前置詞なので、うしろの動詞はつねに動名詞(doing)になります (不定詞の to のうしろが動詞の原形になるのとは違う点に注意)。
- The rain kept us from going out.
(雨で私たちは外出できなかった。)
with は「伴うもの」、for は「理由・対象」を示します。 供給するなら with、ほめる・責める・感謝するなら for です。
- They provided us with food.
(彼らは私たちに食べ物を供給した。) - She thanked me for the gift.
(彼女は贈り物のことで私に感謝した。)
as は「…として」という資格・役割を示します。 「A を B という資格で見る」=「A を B とみなす」になります。
- We regard him as a hero.
(私たちは彼を英雄とみなしている。)
シャッフルして区別する
最後に、すべての型をランダムな順番で出題します。頭文字のヒントはありません。 日本語の意味から、動詞と前置詞の両方を考えてください。
その知らせは彼女に子ども時代を思い出させた。
The news ( ) her ( ) her childhood.
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大雪が列車の運行を妨げた。
The heavy snow ( ) the trains ( ) running.
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この文では3語とも正解です。ほぼ同じ意味域で使えます。
- prevent:原因があって結果が起きなかった、という因果関係
- stop:すでに始まっている動作をその場で止める直接性
- keep:その状態がしばらく続くというニュアンス
残り2語は意味が合いません。
- prohibit:権限を持つ側が公式に禁じる場面で使う
- discourage:相手の意欲をそぐ場面で使う
from は出どころ・起点を示す前置詞です。
戦争は彼らから家を奪った。
The war ( ) them ( ) their homes.
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robbed of も成立します。ただし deprive のほうがこの文脈により合います。
- deprive:戦争のような大きく抽象的な原因による喪失に向く
- rob:「奪う」という具体的な行為そのものを指すことが多い
その医者は彼女を病気から治した。
The doctor ( ) her ( ) her disease.
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そのホテルは客に朝食を提供する。
The hotel ( ) guests ( ) breakfast.
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supplied with も成立します。ただし provide のほうがこの文脈により合います。
- provide:日常的なサービスの提供に使う一般的な語
- supply:定期的・継続的な供給というニュアンス
with は伴うもの・持っているものを示す前置詞です。
彼らは彼をうそをついたと非難した。
They ( ) him ( ) lying.
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blamed for も成立します。ただし accuse のほうがこの文脈により合います。
- accuse:具体的な不正行為を名指しして非難する
- blame:結果に対する責任の所在を指摘する
先生は彼の努力をほめた。
The teacher ( ) him ( ) his effort.
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for は理由・対象を示す前置詞です。
多くの人が彼を天才とみなしている。
Many people ( ) him ( ) a genius.
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as は「…として」という資格・役割を示す前置詞です。
彼は私に締め切りを知らせてくれた。
He ( ) me ( ) the deadline.
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informed about も成立します。ただし of のほうがこの文脈により合います。
- of:the deadline(締め切り)のような特定の事実を指す
- about:もっと広い話題全体を指す
📚 動詞の語法シリーズの学習順序で、この記事が全体のどこに位置するか確認できます。
