say・tell・speak・talkの区別|うしろに何を置けるかで見分ける
4語とも「言う・話す」と訳せますが、うしろに置けるものが1語ずつ違います。 空欄の中の色つきの文字は、単語の頭文字です。ヒントのない空欄は、自分で考えて入れてください。
say:発言内容・that節を直接とれるのはsayだけ
日本語の意味を見て、動詞を埋めてください。
先生は「頑張れ」と言った。
The teacher (s ), “Do your best.”
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発言内容そのものを直接目的語にとれるのは say だけです。
天気予報は雨になると言っていた。
The forecast (s ) it would rain.
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say は人を置かずに、直接 that 節(省略可)を続けられます(tell の場合は tell A that SV のように人が必要)。
tell:人を直接目的語にとれるのはtellだけ
日本語の意味を見て、動詞を埋めてください。
彼は私に本当のことを話した。
He (t ) me the truth.
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目的語を2つ続けられるのは tell だけです。
私は彼にそのニュースについて話した。
I (t ) him ( ) the news.
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told of も成立します。ただし about のほうがこの文脈により合います。
- about:日常的な「〜について」を表す中立的な語
- of:同じ意味でも文語的で改まった響きになる
about は話題・テーマを示す前置詞です。
先生は生徒たちに静かにするよう言った。
The teacher (t ) the students ( ) be quiet.
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うしろに目的語と to do を続けられるのは tell だけです。
この to は前置詞ではなく、不定詞の to です(うしろは動詞の原形)。
看護師は私たちに部屋に入らないよう告げた。
The nurse (t ) us ( ) ( ) enter the room.
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not の位置に注意(to の直前)。
この to は前置詞ではなく、不定詞の to です(うしろは動詞の原形)。
speak:原則自動詞。例外は「言語」が目的語のとき
日本語の意味を見て、動詞を埋めてください。
校長先生が全校生徒に向けて話した。
The principal (s ) ( ) all the students.
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speak は改まった場面(スピーチ・講演など)で好まれます。
to は方向・到達点を示す前置詞です。
彼女は3か国語を話す。
She (s ) three languages.
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speak が他動詞になるのは、目的語が「言語」のときだけです。
speak と talk はどちらも自動詞が基本で、talk to[with] A about B とほぼ同じ形が speak to A about B でも使えます。speak のほうがやや改まった場面(スピーチ・講演など)で 好まれる傾向があります。
talk:原則自動詞。into doing/out of doingは要注意
日本語の意味を見て、動詞を埋めてください。
私は先生と話した。
I (t ) ( ) my teacher.
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日本語の「〜と話す」の「と」は本来、双方向のニュアンスを持つ助詞なので、この文だけでは to と with のどちらか一方には決まりません。両方とも正解です。
- to:単に会話したという事実だけを伝える場面でやや優勢
- with:対等な立場でのやり取りを強調したいときに選ばれる
to は方向・到達点を示す前置詞です。
私たちはその件について話し合った。
We (t ) ( ) the matter.
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talked over も成立します。ただし about のほうがこの文脈により合います。
- about:話題に軽く触れる中立的な言い方
- over:結論を出すためにじっくり検討する意味合い
about は話題・テーマを示す前置詞です。
彼女は彼を説得して新しい車を買わせた。
She (t ) him ( ) buying a new car.
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into は前置詞なので、うしろは動名詞(doing)になります。
- talk A into doing:into は前置詞 → うしろは動名詞
- tell A to do:to は不定詞 → うしろは動詞の原形
into は外から中へ動く方向を示す前置詞です。
私は彼を説得して仕事を辞めるのを思いとどまらせた。
I (t ) him ( ) ( ) quitting his job.
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into doing の反対の意味です。out of も前置詞なので、うしろは動名詞(doing)になります。
- talk A into doing:説得して…させる
- talk A out of doing:説得して…するのをやめさせる
out of は「…の中から外へ」を示します。into(中へ)と正反対の意味です。
4語をどう選び分けるか
ここまでは動詞ごとに分けて出題してきましたが、実際の入試ではどの動詞が来るかは 自分で判断しなければなりません。判断の順序は次のとおりです。
うしろに発言内容そのものを置けるか。あるいは人を置かずに(that)節を続けているか。 そうなら say です。発言内容を直接置けるのは say だけで、that 節も 人を置かずにそのまま続けられます(tell の場合は tell A that SV のように人が必要)。
- She said, “I’m sorry.”
(彼女は「ごめんなさい」と言った。)
うしろに「人」を直接置けるか(目的語を2つ続ける、to do を続ける、 not to do を続ける)。置けるなら tell です。この3つの形をとれるのは tell だけです。
- He told me his name.
(彼は私に名前を教えてくれた。)
うしろに「言語」を直接置いているか。 置いているなら speak です(speak が他動詞になるのはこの場合だけ)。
- He speaks Japanese well.
(彼は日本語を上手に話す。)
それ以外(say・tell・speakのどれにも当てはまらない)。 自動詞として to A・about A を続けるか、talk A into doing/talk A out of doing のような特有の形を使います。to A・about A の場面では speak も talk も使えますが、 talk のほうが一般的で、speak はやや改まった場面で好まれます。 into doing/out of doing の形を持つのは talk だけです。
- We talked about the weather.
(私たちは天気について話した。)
tell A to do の to は不定詞で、うしろは動詞の原形です (tell A not to do の not to も同じです)。
一方、talk A into doing/talk A out of doing の into・out of は前置詞です。 前置詞のうしろに動詞を続けるときは、つねに動名詞(doing)になります。
tell A to do(原形)と talk A into doing(動名詞)は、 どちらも「〜させる」に近い意味を持ちますが、tell の to が不定詞、talk の into が 前置詞という違いが、うしろの形の違いにそのまま表れています。
4語をシャッフルして区別する
最後に、4語をランダムな順番で出題します。どの動詞が来るかは、 自分でうしろの形を見て判断してください。
彼は彼女にその知らせを伝えた。
He ( ) her the news.
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少年は「お腹すいた」と言った。
The boy ( ), “I’m hungry.”
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叔父はスペイン語を流暢に話す。
My uncle ( ) Spanish fluently.
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販売員は彼女を説得して契約させた。
The salesman ( ) her ( ) signing the contract.
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into は外から中へ動く方向を示す前置詞です。
彼女は息子に手を洗うよう言った。
She ( ) her son ( ) wash his hands.
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この to は前置詞ではなく、不定詞の to です(うしろは動詞の原形)。
彼は疲れていると言った。
He ( ) he was tired.
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彼は友人を説得して、転職を思いとどまらせた。
He ( ) his friend ( ) ( ) changing jobs.
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out of は「…の中から外へ」を示します。into(中へ)と正反対の意味です。
母は私に遅れないように言った。
My mother ( ) me ( ) ( ) be late.
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この to は前置詞ではなく、不定詞の to です(うしろは動詞の原形)。
私たちは休暇の計画についてじっくり話し合った。
We ( ) ( ) our holiday plans.
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talk A through(細部まで話し合う)も同じくらい自然です。
- talk over/through:結論を出すためにじっくり話し合う
- talk about:中立的な「〜について話す」で、じっくり感は弱い
📚 動詞の語法シリーズの学習順序で、この記事が全体のどこに位置するか確認できます。
