前置詞がいる動詞・いらない動詞の見分け方|動詞のうしろの形

目次

動詞のうしろの形|補語・目的語・前置詞の3つの置き方

英語の動詞は、うしろに何を置くかが1語ずつ決まっています。置き方は大きく3つです。

  • 補語を置く:形容詞などを続けて、主語がどんな状態かを説明する
  • 目的語をそのまま置く:名詞を直接続ける
  • 前置詞をはさむ:前置詞を置いてから名詞を続ける

日本語の「〜について」「〜に」だけでは、どの形になるか分かりません。英文の中で1語ずつ確認していきましょう。空欄の中の色つきの文字は、単語の頭文字です。ヒントのない空欄は、前置詞を自分で考えて入れてください。

うしろに形容詞を置く動詞(五感)

次の5つの英文は、五感を表す動詞が空欄になっています。埋めてみてください。

This blanket (f   ) soft.
(この毛布は手ざわりがやわらかい。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
feels:〜な感じがする(feel)

You (l   ) tired today.
(今日は疲れているみたいですね。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
look:〜のように見える

That idea (s   ) good.
(その考えは良さそうに聞こえる。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
sounds:〜のように聞こえる(sound)

The soup (t   ) salty.
(そのスープはしょっぱい味がする。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
tastes:〜な味がする(taste)

The kitchen (s   ) nice.
(台所はいいにおいがする。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
smells:〜のにおいがする(smell)
名詞を続けたいときは like をはさむ:

この5語は形容詞をそのまま続けますが、うしろに名詞を置きたいときは like をはさみます。

He looks young.(彼は若く見える。)
He looks like a student.(彼は学生のように見える。)

形容詞なら直接、名詞なら like、という切り替えです。

うしろに形容詞を置く動詞(状態と変化)

五感のほかにも、「〜のままである」「〜になる」を形容詞で表す動詞があります。

He (s   ) happy.
(彼は幸せそうだ。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
seems:〜のように思われる(seem)
同義語:appear

The door (r   ) open.
(そのドアは開いたままだった。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
remained:〜のままである(remain)
同義語:stay

The book (l   ) open on the desk.
(その本は机の上に開いたまま置いてあった。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
lay:〜の状態にある(lie の過去形)

It (b   ) dark.
(暗くなった。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
became:〜になる(become)
同義語:get, grow

The milk (w   ) bad.
(その牛乳は腐った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
went:(悪い状態)になる(go)

The leaves (t   ) red.
(葉が赤くなる。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
turn:(色や様子が)〜になる

The test (p   ) easy.
(そのテストは簡単だとわかった。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
proved:〜だとわかる(prove)
同義語:turn out
「〜になる」が3つある理由:

become・go・turn はどれも「〜になる」と訳せますが、続く形容詞の種類が違います。

  • become:中立。良い変化にも悪い変化にも使えます。
  • go:好ましくない状態への変化。went bad(腐った)のように、悪い方向に限られます。
  • turn:色や様子が目に見えて変わるとき。turn red / turn pale のように使います。

get と grow も become の仲間ですが、grow は「だんだん〜になる」という時間の幅を含みます。

前置詞をはさまず、名詞を直接置く動詞

ここからの16語は、日本語では「〜に」「〜について」と助詞が入りやすいのに、英語では前置詞をはさみません(survive・leave・search のように「〜を」にあたるものもあります)。

We (d   ) the plan.
(私たちはその計画について話し合った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
discussed:A について話し合う(discuss)

A car (a   ) the gate.
(車が門に近づいた。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
approached:A に近づく(approach)

She (r   ) her mother.
(彼女は母親に似ている。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
resembles:A に似ている(resemble)

She (m   ) a doctor.
(彼女は医者と結婚した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
married:A と結婚する(marry)

She (e   ) the room.
(彼女は部屋に入った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
entered:A に入る(enter)

We (r   ) the station at six.
(私たちは6時に駅に着いた。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
reached:A に到着する(reach)

I (a   ) the meeting.
(私はその会議に出席した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
attended:A に出席する(attend)

Please (a   ) my question.
(私の質問に答えてください。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
answer:A に答える(answer)

He (m   ) my name.
(彼は私の名前に言及した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
mentioned:A に言及する(mention)

You must (o   ) the rules.
(あなたは規則に従わなければならない。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
obey:A に従う(obey)

They (o   ) the plan.
(彼らはその計画に反対した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
opposed:A に反対する(oppose)

He (s   ) the accident.
(彼はその事故を切り抜けて生き残った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
survived:A を切り抜けて生き残る(survive)

I (a   ) my sister.
(私は妹と一緒に行った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
accompanied:A と一緒に行く(accompany)

Many birds (i   ) this forest.
(多くの鳥がこの森に住んでいる。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
inhabit:A に住んでいる(inhabit)

He (l   ) Japan last year.
(彼は昨年、日本を去った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
left:A を去る(leave)

The police (s   ) the room.
(警察はその部屋を捜した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
searched:A(場所)を捜す(search)

同じ意味を、別の動詞と前置詞の組み合わせで言いかえられるものがあります。日本語の意味を見て、前置詞も含めて埋めてください(前置詞の空欄には頭文字のヒントがありません)。

私は妹と一緒に行った。
I (a   ) my sister.
I (w   ) (   ) my sister.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
accompanied(accompany A)
went with(go with A)
with は相手・共同を示す前置詞です。

彼にすぐに返信してください。
Please (a   ) him soon.
Please (r   ) (   ) him soon.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
answer(answer A)
reply to(reply to A)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

彼女はその学校に通っている。
She (a   ) that school.
She (g   ) (   ) that school.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
attends(attend A)
goes to(go to A)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

私たちはその話題について話し合った。
We (d   ) the topic.
We (t   ) (   ) the topic.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
discussed(discuss A)
talked about(talk about A)
about は話題・テーマを示す前置詞です。

彼は静かに部屋に入った。
He (e   ) the room quietly.
He (w   ) (   ) the room quietly.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
entered(enter A)
went into(go into A)
into は外から中へ動く方向を示す前置詞です。

多くの人々がその都市に住んでいる。
Many people (i   ) the city.
Many people (l   ) (   ) the city.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
inhabit(inhabit A)
live in(live in A)
in は範囲の内側を示す前置詞です。

彼はその問題に言及した。
He (m   ) the problem.
He (r   ) (   ) the problem.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
mentioned(mention A)
referred to(refer to A)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

彼らはその案に反対した。
They (o   ) the idea.
They (o   ) (   ) the idea.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
opposed(oppose A)
objected to(object to A)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

私たちは正午に空港に着いた。
We (r   ) the airport at noon.
We (a   ) (   ) the airport at noon.
We (g   ) (   ) the airport at noon.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
reached(reach A)
arrived at(arrive at A)
at は一点(地点)を示す前置詞です。
got to(get to A)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

彼は父親に似ている。
He (r   ) his father.
He (t   ) (   ) his father.

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
resembles(resemble A)
takes after(take after A)
after は後に続くことを示す前置詞です(親の後に続く→似ている)。

marry の3つの形

marry には形が3つあります。動作を表す形と、状態を表す形を見分けてください。

She (m   ) him last year.
(彼女は昨年、彼と結婚した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
married:marry A(結婚するという動作そのもの)

They (g   ) (m   ) in June.
(彼らは6月に結婚した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
got married:get married (to A)(結婚するという動作)

They have (b   ) (m   ) for ten years.
(彼らは結婚して10年になる。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
been married:be married (to A)(結婚しているという状態)
相手を出すときだけ to が現れる:

marry A の A には結婚相手が入りますが、get married と be married では、相手を出すときに to をはさみます。

「結婚して何年になるか」を聞く文で be married が選ばれるのは、期間をたずねている以上、動作ではなく状態が問われているからです。

前置詞とセットで使う動詞

今度は逆に、名詞を置く前に前置詞が必要な16項目です。前置詞も含めて空欄にしています。2つ目の空欄(前置詞)には頭文字のヒントがありません。自然な前置詞を思い出して埋めてください。

I (a   ) (   ) you.
(私はあなたに賛成だ。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
agree with:A に賛成する
with は相手・共同を示す前置詞です。

I (a   ) (   ) her for being late.
(私は遅れたことで彼女に謝った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
apologized to:A(相手)に謝る/forのあとに理由
to は方向・到達点を示す前置詞です。

He (a   ) (   ) his brother about money.
(彼はお金のことで兄と口論した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
argued with:A と口論する/aboutのあとに話題
with は相手・共同を示す前置詞です。

We (a   ) (   ) the station.
(私たちは駅に到着した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
arrived at:A に到着する
arrive in は国・都市などの広い場所に使う(arrive in Japan)。station のような地点には使わない。
at は一点(地点)を示す前置詞です。

I have some work to (a   ) (   ).
(私には処理すべき仕事がある。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
attend to:A を処理する/A の世話をする
to は方向・到達点を示す前置詞です。

She (c   ) (   ) the waiter about the soup.
(彼女はスープのことでウェイターに文句を言った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
complained to:A(相手)に文句を言う/aboutのあとに内容
to は方向・到達点を示す前置詞です。

We (d   ) (   ) a name for the dog.
(私たちは犬の名前を決めた。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
decided on:(選択肢の中から)A に決める
on は接触して一点に定まる感覚を示す前置詞です。

What time did you (g   ) (   ) school?
(何時に学校に着きましたか。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
get to:A に着く
to は方向・到達点を示す前置詞です。

She (g   ) (   ) college.
(彼女は大学を卒業した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
graduated from:A を卒業する
from は出どころ・起点を示す前置詞です。

He (l   ) (   ) Osaka this morning.
(彼は今朝、大阪に向けて出発した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
left for:A に向けて出発する
for は目的・対象を示す前置詞です。

They (l   ) (   ) peace.
(彼らは平和を切望した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
longed for:A を切望する
for は目的・対象を示す前置詞です。

I (o   ) (   ) the plan.
(私はその計画に反対だ。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
object to:A に反対する
to は方向・到達点を示す前置詞です。

He (p   ) (   ) the contest.
(彼はそのコンテストに参加した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
participated in:A に参加する
in は範囲の内側を示す前置詞です。

She (r   ) (   ) the salt.
(彼女は塩を取ろうと手を伸ばした。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
reached for:A を取ろうと手を伸ばす
for は目的・対象を示す前置詞です。

He (r   ) (   ) his hometown.
(彼は故郷に戻った。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
returned to:A に戻る
to は方向・到達点を示す前置詞です。

They (s   ) (   ) the missing dog.
(彼らはいなくなった犬を捜し求めた。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼
searched for:A を捜し求める
for は目的・対象を示す前置詞です。
前置詞が2つ出てくる形に注意:

apologize・complain・argue の3つは、相手内容の両方を出すことができ、それぞれ別の前置詞がつきます。

相手には to(argue だけ with)、内容には for または about が対応します。相手と内容のどちらか一方だけを言うこともでき、その場合は対応するほうだけを残します。

両方の一覧に出てくる4語

ここまでの16語+16項目を見比べると、同じ動詞が両方に載っているものが4つあります。それぞれ2つの英文を埋めてみてください。

He (a   ) the meeting.
(彼はその会議に出席した。)

I have some work to (a   ) (   ).
(私には処理すべき仕事がある。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼

attended:attend A(A に出席する)

attend to:attend to A(A を処理する)
to は方向・到達点を示す前置詞です。

He (l   ) Tokyo last year.
(彼は昨年、東京を去った。)

He (l   ) (   ) Tokyo this morning.
(彼は今朝、東京に向けて出発した。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼

left:leave A(A を去る=A が出発点)

left for:leave for A(A に向けて出発する=A が到着点)
for は目的・対象を示す前置詞です。

同じ地名でも、for の有無で役割が逆になります。

  • leave Tokyo:Tokyo は出発点(東京を去る)
  • leave for Tokyo:Tokyo は到着点(東京に向かう)

She (r   ) the hotel before dark.
(彼女は暗くなる前にホテルに着いた。)

She (r   ) (   ) the salt.
(彼女は塩を取ろうと手を伸ばした。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼

reached:reach A(A に到着する)

reached for:reach for A(A を取ろうと手を伸ばす)
for は目的・対象を示す前置詞です。

They (s   ) the room.
(彼らはその部屋を捜した(=部屋の中を調べた)。)

They (s   ) (   ) the key.
(彼らは鍵を捜し求めた。)

解説を見る ▶解説を閉じる ▼

searched:search A(A の中を調べる)

searched for:search for A(A を捜し求める)
for は目的・対象を示す前置詞です。

for の有無で、うしろの名詞の役割そのものが変わります。

  • search the room:room は捜す場所
  • search for the key:key は捜し求めているもの

📚 動詞の語法シリーズの学習順序で、この記事が全体のどこに位置するか確認できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次